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ATHLETES-FOOT

水虫

白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足裏の皮膚に増殖して起こる感染症です。指の間が白くふやける、小さな水疱ができる、カサカサして皮がむけるなどの症状が現れます。

FEATURE

特徴

水虫には3つのタイプ(趾間型/小水疱型/角質増殖型)があり、それぞれ症状が異なります。
最もよくみられる趾間型は、指の間の皮膚が白くふやけ皮がむけたりするタイプです。
小水疱型は、足底や土踏まず周辺、または足の縁に小さい水ぶくれができ、破れて皮がむけるタイプです。
角質増殖型は比較的まれなタイプですが、足底全体に生じ、足の裏が硬く厚くなって、時にひび割れを伴います。
水虫はかゆいイメージがありますが、実際にかゆみを伴う水虫は全体の10%程度です。

白癬菌は爪に感染することもあり、「爪白癬(つめはくせん)」と言います。 爪白癬は、爪が白~黄色に変色して厚くなり、白い筋ができたり、ぼろぼろと崩れるのが特徴です。

原因として、白癬菌(皮膚糸状菌)というカビ(真菌)の一種が足裏の皮膚に感染することで症状が起こります。白癬菌は温かく湿った環境を好み、靴下や靴で覆われて高温多湿となりやすい足部の皮膚(角層)でよく増殖します。
マットやスリッパなどを共有することで、ほかの人へも感染します。しかしすぐに感染するわけではなく、その日のうちに足を洗い、清潔で乾燥した状態を保つことができれば、通常感染ることはありません。白癬菌が足についたまま、湿度が高く不衛生な状態で長時間過ごしてしまうことで感染します。

METHOD OF TREATMENT

治療方法

治療方法イメージ

症状から水虫の疑いがあったとしても、水虫ではない場合もあります。まずは水虫であるかどうかの診断を受けることが大切です。水虫であれば、抗真菌薬(塗り薬)による治療が有効です。症状に応じて内服治療を行うこともあります。

QUESTIONS AND ANSWERS

Q&A

Q

足白癬は外用剤だけで治りますか?

A

足白癬は外用剤を適切に塗布すれば治すことができます。ただし角質増殖型では治りにくいため抗真菌内服薬を併用するなどがあります。

院長

院長よりコメント

爪白癬は①外用②内服のどちらかで治療することができます。通常詰めが正常化するまで治療を続ける必要があるため1-2年間、またはそれ以上かかることがあります。3ヵ月間だけ内服する方法もあり、内服が可能な場合はお勧めです。

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