ATOPIC
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、強いかゆみをともなう湿疹が再発を繰り返す、一般的に良く知られているアレルギー性皮膚疾患です。
FEATURE
当院がアトピー性皮膚炎で選ばれる理由
当院は、開院から20年にわたり、地域の皆様の皮膚の健康を見守ってまいりました。これまでに延べ10万人以上の患者様にご来院いただいております。
在籍する皮膚科専門医は、豊富な経験と専門知識をもとに、一人ひとりの症状に合わせた適切な診断と治療をご提供しています。アトピーに悩む患者様が安心して通えるよう、丁寧なカウンセリングと、長期的な視点に立った治療計画を心がけております。
PHILOSOPHY
院長の想い

当院では、科学的根拠に基づいた最新の治療法を導入し、スタッフ全員が日々研鑽を重ねています。私が最も大切にしているのは、皆さまの「日常の質」を取り戻すこと。アトピーで悩む方々が抱える不安や苦痛に寄り添い、ただ症状を抑えるだけでなく、心から安心して過ごせる毎日を一緒に創りたいと考えています。
皮膚科医として30年以上培ってきた経験と、信頼できるチーム医療を基盤に、患者さまご自身が納得できる選択肢をご提供します。どんなささいなお悩みでも、遠慮なく相談してください。
METHOD OF TREATMENT
アトピー性皮膚炎の治療方法について
アトピー性皮膚炎は、発症の原因が特定しづらい疾患ですので、考えられる原因を患者様の体質や環境から詳しく確認して治療を行います。乾燥肌が原因の場合は保湿をきちんと行い、スキンケアが必要ですが、皮膚炎をコントロールするためには内服と外用療法が治療の中心となります。
デュピクセント®は、「IL-4」と「IL-13」という物質(サイトカイン※)の働きを直接抑えることで、皮膚の2型炎症反応(Th2細胞による炎症)を抑制する新しいタイプのお薬です。
アトピー性皮膚炎の皮膚の内部に起きている炎症反応を抑えることによって、かゆみなどの症状や、皮疹などの皮膚症状を改善します。
今までの治療法で十分な効果が得られない成人アトピー性皮膚炎の方にお使いいただけます。

アドトラーザ(一般名:トラロキヌマブ)は、IL‑13サイトカインを特異的に中和する初のヒト型モノクローナル抗体で、中等症〜重症のアトピー性皮膚炎の大人(および12歳以上※国による)に使用される注射薬です。
詳しくはアドトラーザページへ ▶︎
ミチーガ(一般名:ネモリズマブ)は、かゆみの原因サイトカインIL‑31の受容体(IL‑31RA)を標的にした初のヒト化モノクローナル抗体型生物学的製剤です。IL‑31は末梢神経や皮膚に作用し強いかゆみを引き起こす物質で、ミチーガはその結合を阻害してかゆみと「かゆみ‑掻破」の悪循環を断ち切ります。
詳しくはミチーガページへ ▶︎
リンヴォック(一般名:ウパダシチニブ)は、JAK1を選択的に阻害する経口JAK阻害薬で、中等症~重症のアトピー性皮膚炎に対し、12歳以上の成人・思春期に使用できる全身治療薬です。1日1回の服用で、服用時間の制限なく用量調整が可能です。
詳しくはリンヴォックページへ ▶︎
オルミエント(一般名:バリシチニブ)は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して使用される内服治療薬で、JAK(ヤヌスキナーゼ)1および2を選択的に阻害する「JAK阻害薬」の一つです。アトピー性皮膚炎では、かゆみや炎症の原因となる複数のサイトカイン(炎症物質)が活性化していますが、オルミエントはその情報伝達経路を遮断することで、かゆみや炎症を抑える働きがあります。
詳しくはオルミエントページへ ▶︎
コレクチムは、アトピー性皮膚炎に伴う強いかゆみや赤み、湿疹を改善する外用薬です。炎症の原因となる物質の働きを抑えることで、かゆみを緩和し、皮膚の炎症を落ち着かせます。顔や首などデリケートな部位にも使いやすく、長期的な使用にも適しているのが特徴です。ステロイドに不安がある方にも、新たな治療の選択肢として注目されています。
詳しくはコレクチムページへ ▶︎
モイゼルト(一般名:ジファミラスト)は、日本初の外用PDE4阻害薬で、軽〜中等症のアトピー性皮膚炎に使用されるステロイドフリーの塗り薬です。PDE4という酵素の働きを抑えることで、細胞内cAMPの分解を防ぎ、炎症を引き起こすサイトカインを減少させ、かゆみや赤みを改善します。
詳しくはモイゼルトページへ ▶︎
MACHINE
アトピー性皮膚炎の治療用機器
QUESTIONS AND ANSWERS
Q&A
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Q
アトピー性皮膚炎は完治しますか?
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A
アトピー性皮膚炎は慢性の皮膚疾患ですが、適切な治療とスキンケアを続けることで、症状を長期間落ち着かせる「寛解」状態を維持することは可能です。特に成長や生活環境の変化により、自然と症状が軽くなるケースもあります。
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Q
ステロイドを使い続けても大丈夫ですか?
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A
適切な量・期間・部位に使用すれば、ステロイドは非常に有効で安全性の高い治療薬です。医師の指示に従って正しく使えば、副作用のリスクは最小限に抑えられます。不安がある場合は遠慮なくご相談ください。
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Q
入浴はアトピーに悪いですか?
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A
入浴は正しく行えば、皮膚を清潔に保ち、かゆみの原因となる汚れや汗を落とせるため、アトピーの悪化を防ぐのに役立ちます。ただし、熱すぎるお湯や長風呂、ゴシゴシ洗いは避け、入浴後はすぐに保湿することが大切です。
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Q
食事はアトピーに関係ありますか?
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A
一部の方には食物アレルギーが関係することもありますが、すべてのアトピー性皮膚炎に食事制限が必要なわけではありません。自己判断で制限せず、気になる場合は医師のもとでアレルギー検査などを行いましょう。
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Q
子どものアトピーは大人になっても続きますか?
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A
子どものうちに症状が軽快し、大人になるにつれて自然に改善するケースも多くあります。ただし、成人後も続く方もいるため、肌を守る正しいスキンケア習慣や治療を続けることが重要です。
MESSAGE
院長よりコメント
OTHER
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ACCESS
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アクセスマップ
公共交通機関をご利用の方へ
- 北鉄バスで来られる場合は、野々市商工会館前にある「消防署前」で下車して下さい。
- 北陸鉄道(石川線)で来られる場合は、「馬替」駅で下車し、徒歩12分です。
- 野々市のっティ中央ルート(赤いのっティ)で来られる場合は、19番「菅原町」で下車して下さい。
- 野々市のっティ西部ルート(橙色のっティ)で来られる場合は、4番「野々市消防署」で下車して下さい。

アトピー性皮膚炎は、つらい「かゆみ」だけでなく、見た目や日常生活にも大きな影響を与える病気です。私たちは、そうした心身の負担にしっかり寄り添いながら、医学的にも根拠ある治療を行っていきます。 アトピーの病態は、①バリア機能の低下、②アレルギー性の炎症、③強いかゆみの3つが深く関係しています。この仕組みを踏まえ、一人ひとりに合わせた治療プランを考えています。 「どこに行っても良くならなかった」「薬に不安がある」そんな声にも真摯に向き合い、安心して治療を続けられる環境を大切にしています。まずはお気軽にご相談ください。