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ADTRALZA

アドトラーザ

アドトラーザは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して使用される注射薬です。アトピーの根本的な炎症反応に作用するため、これまでの治療で効果が不十分だった方にも新たな選択肢となります。

ABOUT

アドトラーザとは?

薬のイメージ

アドトラーザ(一般名:トラロキヌマブ)は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して使用される注射薬です。アトピー性皮膚炎の原因のひとつとされる**IL-13(インターロイキン13)という炎症性サイトカインの働きを抑えることで、皮膚の炎症やかゆみ、乾燥などの症状を改善します。アトピーの根本的な炎症反応に作用するため、これまでの治療で効果が不十分だった方にも新たな選択肢となります。
アドトラーザは2週間に1回の皮下注射で治療を継続していきます。ステロイドや内服薬とは異なり、全身の炎症を抑える効果が期待でき、副作用も比較的少ないとされています。かゆみの改善は早期に実感されることも多く、継続的な使用により皮膚状態が安定し、生活の質(QOL)の向上につながる治療薬です。使用にあたっては、医師が適応を慎重に判断し、安全性を確認した上で導入します。

PHILOSOPHY

アトピー性皮膚炎に対する院長の想い

院長

当院では、科学的根拠に基づいた最新の治療法を導入し、スタッフ全員が日々研鑽を重ねています。私が最も大切にしているのは、皆さまの「日常の質」を取り戻すこと。アトピーで悩む方々が抱える不安や苦痛に寄り添い、ただ症状を抑えるだけでなく、心から安心して過ごせる毎日を一緒に創りたいと考えています。
皮膚科医として30年以上培ってきた経験と、信頼できるチーム医療を基盤に、患者さまご自身が納得できる選択肢をご提供します。どんなささいなお悩みでも、遠慮なく相談してください。

EFFECT

アドトラーザの効果

アドトラーザ(トラロキヌマブ)は、アトピー性皮膚炎の原因の一つであるIL-13(インターロイキン13)という炎症性サイトカインの働きを選択的にブロックすることで、皮膚の炎症・かゆみ・乾燥などの症状を根本から改善する注射薬です。
IL-13は、皮膚のバリア機能低下や炎症反応を引き起こす物質であり、これを抑えることでアトピー性皮膚炎の悪循環を断ち切ります。
アドトラーザは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に適応され、従来の外用薬や内服薬で効果が不十分だった方にとって、新たな治療の選択肢となります。
2週間に1回の皮下注射で継続的に治療を行い、早い方では数日〜数週間でかゆみの軽減を実感されることもあります。 継続使用により、皮膚症状のコントロールが安定し、生活の質(QOL)の向上にもつながる効果が期待されます。

MEDICALFLOW

当院の治療の流れ

SIDE EFFECTS AND SAFETY

アドトラーザの副作用と安全性

アドトラーザ(トラロキヌマブ)は、IL-13という炎症性サイトカインの働きを抑えることで、アトピー性皮膚炎の症状を改善する注射薬です。比較的新しい生物学的製剤であり、副作用は比較的少なく、安全性の高い治療薬とされています。
主な副作用としては、注射部位の赤み・腫れ・かゆみなどの軽度な局所反応が報告されています。
まれに、結膜炎や目の違和感、口内の乾燥などが起こることがありますが、多くは一時的で重篤な副作用は稀です。 また、感染症のリスクはステロイドや免疫抑制剤と比べて低いとされており、長期的な使用にも比較的安心して継続できる点が特徴です。
当院では、治療前に十分な説明を行い、使用中も定期的な診察で安全性を確認しながら治療を進めております。何か異変を感じた際には、すぐに医師にご相談ください。

QUESTIONS AND ANSWERS

Q&A

Q

アドトラーザはどんな薬ですか?

A

アドトラーザは、生物学的製剤と呼ばれる注射薬で、アトピー性皮膚炎の原因となる炎症物質「IL-13」の働きを抑えることで、かゆみや炎症、皮膚のバリア機能低下を改善する治療薬です。

Q

どれくらいの頻度で注射するのですか?

A

初回は2回分を同時に注射し、その後は2週間に1回のペースで注射します。原則として医療機関での実施となります。

Q

どのくらいで効果が出ますか?

A

個人差はありますが、早ければ1〜2週間程度でかゆみの軽減を感じる方もいます。継続的な使用で、皮膚の状態も徐々に整っていきます。

Q

副作用はありますか?

A

主な副作用は注射部位の腫れや赤み、まれに結膜炎や目の違和感が出ることがあります。重篤な副作用は少なく、安全性は高いとされています。

Q

他の治療薬と併用できますか?

A

はい、多くの場合、外用薬(ステロイドや保湿剤)や抗アレルギー薬と併用可能です。ただし、他の注射薬や内服薬との併用については、医師の判断が必要です。