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RINVOQ

リンヴォック

リンヴォックは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して使用される内服薬です。1日1回の内服で全身に作用し、かゆみや赤み、腫れなどを総合的に改善します。

ABOUT

リンヴォックとは?

薬のイメージ

リンヴォック(一般名:ウパダシチニブ)は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して使用される内服薬で、JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬と呼ばれるタイプの治療薬です。アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリア機能の低下や免疫の過剰反応によって炎症やかゆみが引き起こされますが、リンヴォックはその根本となる炎症経路に作用し、症状を抑える効果が期待できます。
1日1回の内服で全身に作用し、かゆみや赤み、腫れなどを総合的に改善します。特に、これまでの治療で効果が不十分だった方や、外用薬だけでは症状のコントロールが難しい方にとって、有力な治療選択肢の一つです。副作用に配慮しながら、医師の管理のもとで継続的に使用することで、生活の質(QOL)の向上が期待される薬剤です。

PHILOSOPHY

アトピー性皮膚炎に対する院長の想い

院長

当院では、科学的根拠に基づいた最新の治療法を導入し、スタッフ全員が日々研鑽を重ねています。私が最も大切にしているのは、皆さまの「日常の質」を取り戻すこと。アトピーで悩む方々が抱える不安や苦痛に寄り添い、ただ症状を抑えるだけでなく、心から安心して過ごせる毎日を一緒に創りたいと考えています。
皮膚科医として30年以上培ってきた経験と、信頼できるチーム医療を基盤に、患者さまご自身が納得できる選択肢をご提供します。どんなささいなお悩みでも、遠慮なく相談してください。

EFFECT

リンヴォックの効果

リンヴォック(ウパダシチニブ)は、アトピー性皮膚炎の炎症とかゆみを抑える効果に優れた内服薬です。
JAK(ヤヌスキナーゼ)という酵素の働きを阻害することで、アトピー性皮膚炎の原因となるサイトカイン(炎症物質)の過剰な活性を抑え、皮膚の赤み・腫れ・かゆみを改善します。
1日1回の服用で全身に作用するため、外用薬では届きにくい部位や広範囲の皮疹にも対応可能です。特に、従来の塗り薬や抗アレルギー薬では十分な効果が得られなかった中等症〜重症のアトピー性皮膚炎の方にとって、有効な選択肢のひとつとされています。
早い方では、服用開始から数日〜1週間程度でかゆみの軽減を実感することもあり、継続的に使用することで症状のコントロールが安定し、QOL(生活の質)の向上にもつながります。

MEDICALFLOW

当院の治療の流れ

SIDE EFFECTS AND SAFETY

リンヴォックの副作用と安全性

リンヴォック(ウパダシチニブ)は、アトピー性皮膚炎の治療において高い効果が期待できる内服薬ですが、副作用と安全性にも十分な注意が必要です。
主な副作用としては、上気道感染(風邪のような症状)、にきび、吐き気、頭痛などが報告されています。
また、まれに帯状疱疹や肺炎などの重い感染症、血栓症(深部静脈血栓など)が起こる可能性もあるため、慎重な管理が求められます。特に、免疫力を抑える作用があるため、感染症のリスクが上がる点は重要です。
服用前には血液検査や結核・B型肝炎ウイルスなどのスクリーニング検査が行われ、治療中も定期的な検査で安全性を確認していきます。
当院では、効果とリスクのバランスを見ながら、一人ひとりに最適な治療となるよう丁寧にフォローを行っております。

QUESTIONS AND ANSWERS

Q&A

Q

リンヴォックはどのような薬ですか?

A

リンヴォックは、アトピー性皮膚炎における炎症とかゆみを抑える内服薬で、JAK阻害薬に分類されます。1日1回の服用で全身に作用し、特に中等症〜重症の患者様に適しています。

Q

効果はどのくらいで現れますか?

A

早い方では数日〜1週間程度でかゆみの軽減を実感されることもあります。継続することで、皮膚の赤みや腫れの改善も期待できます。

Q

毎日服用する必要がありますか?

A

はい。リンヴォックは1日1回、継続的に服用する薬です。決まった時間に飲むことで、効果を安定して得られます。

Q

他の薬と一緒に使えますか?

A

外用薬(ステロイドや保湿剤など)や抗アレルギー薬との併用は可能ですが、他の免疫抑制薬との併用には注意が必要です。服用中の薬は必ず医師に伝えてください。

Q

副作用が心配です。安全性は大丈夫ですか?

A

感染症や血栓症などに注意が必要ですが、定期的な血液検査や診察を通じて安全に治療を続けられるよう管理しています。体調に異変を感じた際は、すぐに医師にご相談ください。